5〜6万でAWSのような自宅クラウドサービスを作る(準備編)

 

先月まで実験用に個人的にAmazon Web Serviceを使っていたのですが、EC2やElastic Beanstalkでインスタンスを3個くらい作って運用したら、数ヶ月で5万円ほど請求がきました。

 

特にサービスを運用しているわけでも無いのに、サービス構築の前段階からこんなに請求されてしまってはAWSでサービスを公開するまでかなりの額がかかってしまうため、初めてAWSでサービスをデプロイするまでのコストに少し怖気ついてしまう方も多いと思います。

 

少し話は変わりますが、起業してスマホやWebサービスを運用しよう!みたいな人間が最近増えてきていますが、このビッグデータの時代に本当に必要なのは人脈、アントレプレナーシップ、アイデアやプログラミングなどではなく、データだと思います。

 

そのデータはどこにあるかというと、膨大なネットの世界ではすべてサーバーに蓄積されます。つまり、今後の社会を見通してサービス運営するならサーバーに力を入れるのが一番いいと思います。(サーバーがあれば、サービスのアイデアを思いついて構築したらすぐに公開できますからね)

 

このサーバーを誰でも使えるようにしたのがAWSだと思うのですが、先述の通り少し高価にも思います。

 

そこで私が紹介したいのは、個人で作れる自宅クラウドサービスです。

このクラウドはDropboxのようなストレージサービスだけでなく、AWSのようなWebサービスのためのインフラを簡単に構築することも可能です。初めて使ってみたときは、自分でAWSを作ってしまったようにも思いました。(本当はAWSの方が高性能なサービスですが)

 

用意するものは、以下のリストにまとめました。(ルーターなどの最低限の用品は用意されているものとみなしています)

  • デスクトップ型コンピュータ × 3機
HP ML110 G7 OSレスモデル 6473360-AHZN

HP ML110 G7 OSレスモデル 6473360-AHZN

 

 

  • LANケーブル(1Gbps以上)× 7本 

 

  • L2スイッチングルーター × 2機
BUFFALO 8ポート スイッチングHUB プラスチック筐体/電源内蔵モデル LSW3-TX-8NP/WH

BUFFALO 8ポート スイッチングHUB プラスチック筐体/電源内蔵モデル LSW3-TX-8NP/WH

 

 

  • Windows Server 2008 
Microsoft Home Server 2011  日本語 DSP版 DVD 【LANボードセット品】

Microsoft Home Server 2011 日本語 DSP版 DVD 【LANボードセット品】

 

 

 

 また、このサーバーをどこからでもアクセスできるように、固定IPアドレスやドメインを取得する必要があります。

正直どこで取得してもいいのですが、私はASAHI NETから固定IPを、VALUE DOMAINからドメイン名を購入しました。

プロバイダ ASAHIネット|料金、接続品質、満足度で比較して選ばれるISP

VALUE DOMAIN:バリュードメイン

 

その他必要なソフトウェアは、オープンソースLinuxXen Serverなどで構築するので、とりあえず最低限必要な物を揃えるとすればこんなもんだと思います。2013年11月現在で、5万から6万くらいに収まりました。

 

具体的なやり方は一回の記事では紹介しきれないので、今後ぼちぼち書いていきます。